h05torです。
先週は体調不良で更新できませんでした。
ネタもそんなにあるわけでもないので相場のお話にします。
先月末あたりの記事でまたお金減るんじゃねとしましたが、案の定投資収益はマイナス(-5万弱ぐらいだけどソーシャルレンディング系で相殺して-4万ぐらい)でした。ただ、1月ほどの爆下げではなかったので給料からの入金込みの総資産ベースでは辛うじてプラスに復帰できました。(残業代+独身実家暮らしこどおじだから13万入金できるのは秘密)
んでもって現在はどうなってるかというと主力のQQQの場合・・・
3/14まであれからまた下げ続けた後、なんか急反発して先月末ぐらいまで戻っております。
ちょっと待て、まだ安値で仕込めてないからもう少し底這ってほしいんですけど
それではここから反発して上昇回帰するかということですがPER(ナスダック100・S&P500・ラッセル2000)の推移とチャート (stock-marketdata.com)によりますと先週末時点でQQQの元指数であるナスダック100の予想PERが23.6ということで、昨年末に30ぐらいあったのに比べるとかなり安くなっているようには思えるのですが、それでもコロナ前の水準に比べるとやや割高感が残っております。
今年に入ってからのPERの低下の原因としましては金利上昇による株式の相対的な優位性の低下があります。現在の米国10年債利回りが約2.2%、一方で先ほどのナスダック100のPER23.6の逆数から益回りを計算すると約4.2%と米国10年債より2ポイント上回っております。
この(株式の益回り(PERの逆数)- 米国10年債利回り)のイールドスプレッドがどれくらいであれば良いかということですが、バリュエーションから見た米国株の考え方 (pictet.co.jp)によりますと2010年以降の平均が2.6でおおよそ±0.8ぐらいの範囲に収まっております。
PERが高い→益回り低下→イールドスプレッド縮小ということで現在のスプレッドが約2.0であることを考えると2.6±0.8の範囲には収まっておりますがやや割高気味と言えると思います。(コロナショックからの回復以降ずっと割高ですが)
また、FRBが5月以降QT(量的引き締め)に踏み切る可能性が高いことから長期金利に上昇余地があり、株価が変わらない(PER一定、利益成長はここでは考慮しない)とするとイールドスプレッドが縮小するため、割高が進行してしまうため調整として株価が下落することになります。
なので、ここ数日株価が上向いているとはいえ、当面は良くてヨコヨコぐらいかなという感想です。
ただし、相場に絶対はありませんし、長期で見れば上昇するとは思っておりますので、ここで手放してたところで急騰する(逆神乙)ということは避けたいので目先の下落は受け入れつつ基本的にはホールドで行きたいと思います。
まあ今年の投資収益はマイナスでしょうけどね。
ソシャレンで10万ぐらいは相殺できるか?