h05torです。
先週末~今週にかけて若干のポートフォリオの変更を行いました。
(↓2/23 23時時点でも米国株保有銘柄)
まず、米国株ですが、VGT、QQQの保有株数を18→12株に減らしました。
去年8月中旬時点ではどちらも36株保有していたので、最もポジションをとっていた時の1/3まで減らしたことになります。
ここでポジションを減らした理由ですが、去年8月にVGT、QQQを半分売却してからダダ下がりで、だったら全部売ればよかったじゃん(タラレバ)という状態でしたが、今年に入ってから上昇基調になり、ナスダックは一時年初来15%以上も上がりました。
また、ドル円相場も昨年1ドル150円まで円安になった後、FRBの利上げペースの減速と利上げの終着点の見極めムード、そして日銀の金融緩和路線修正の思惑から年明け後には1ドル130円を割るところまで円高に戻していましたが、その後再び1ドル134円程度まで円安となっていました。
つまり、株高と円安が重なり円換算で再び含み益が戻したこと、QQQのチャートの右端を見ると再び下落に転じる兆候が見られたので逃げ時判断したため、VGT,QQQのポジションを減らしました。
(↓QQQのチャート)
↓ ドル円チャート
全部売らずに部分売却にとどめた理由ですが、やはり長期で見ると上昇すると思っており、もしかしたら去年の10月頃(円建てだと年初)が大底である可能性も否定できず、最悪上昇フェーズに回帰して相場上昇に取り残されるリスクを考慮したからです。
(だいたいこういうこと考えているうちは下がるというオチがついてきますが)
それでもポジションを減らした理由は可能性としてはまだここから下げるのではないかと考えているからです。
根拠としましては、S&P500、ナスダック100の予想EPSが下がり続けていることです。この傾向は去年後半から続いていましたが、先月までは予想EPS>実績EPSであるため一応利益成長がプラス予想となっていました。しかし今月に入ってからついに予想EPS<実績EPSとなってしまいました。
↓参照サイト
EPS(ナスダック100・S&P500・ラッセル2000)の推移とチャート (stock-marketdata.com)
そのため、株価はEPSとPER(株価は将来を織り込むためEPS、PERともに予想の方を用いることが多い)の積で表されますが、同じ株価でも予想EPSが低下しているためPERが高くなってしまい、割高となります。
なので、高くなったPERが修正され、EPSが低下しているため、まだ株価が下がると予想しています。
また、相場のサイクルとして、
金融相場(株価↑)⇒業績相場(株価↑)⇒逆金融相場(株価↓)⇒逆業績相場(株価↓)というものがありますが、実績EPS自体はまだ下落に転じておらず、昨年の下落は業績悪化分は織り込まれておらず、金利上昇によるバブル分剥落によるもので、今年に入ってからの上昇も逆金融相場が終わった後の一時的な反発と考えております。
そのため逆業績相場はむしろこれからくると考えております。
続いて日本株PFです。↓ 2/24 21時現在
いくつかの銘柄は秘密としているため伏せています。(株価でバレる可能性・・)
食品関連の銘柄がいくつか含まれていますが、今回のPF変更に関係する部分は新たに
「iシェアーズ米国債20年超(為替ヘッジあり)」を購入しました。
購入理由としては、FRBの利上げが終盤に差し掛かっており、景気後退を織り込みつつあることから10年以上の年限の利回りが天井をつけた(債券価格としては底をつけた)とみたからです。
米国株枠で米国長期債ETF(BLVやTLT)という手もあるのですが、個人的には米国の景気後退に伴って円高に振れることが想定され、金利低下によって債券価格が上昇しても為替で相殺される方が期待値的に大きいと思い、日本株枠で為替ヘッジ付のETFを購入しました。
リスクとしては、想定とは逆に円安に振れた際の為替差益が得られないこと、長期で保有するとヘッジコスト(うろ覚えですが、日米の短期金利差分が相当するようです)分がマイナスになることです。
そのため、1年半以内に10%以上の値上がり益で売却というのが想定シナリオとしています。
さて、今回は吉と出るか凶と出るか